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山陰論特別講義開催

    平成27年12月18日(金)、山陰論の講義の中で、「筋萎縮性側索硬化症ALSについて~私が生きることを選んだ理由について~」と題し、日本ALS協会鳥取県支部長の岡本充雄先生に講義をいただきました。看護大学学生79名、鳥取短期大学 学生20名、関係教員12名の合計111名が、山陰の福祉について考えました。

     

    ▽講義を待つ学生たち

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    初めに、山陰論の講義担当者である山田理事長より、講師の紹介とともに、「山陰の福祉について考える機会にしてほしい」と、講義の趣旨が説明されました。

     

    ▽山田理事長の説明に耳を傾ける学生たち

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    そして、講師の岡本先生より「ALSという疾患」、「現在の福祉の状況とその問題」、「発病して変わった心と体」について講義をいただきました。先生の実体験に基づいた話と、率直な感情が語られました。ALSをはじめ、難病について初めて知った学生たちには、衝撃とともに、大きく感情を揺すぶられるものがあったようでした。気管切開をしておられるため、講演の声は、パソコンの声で行われました。しかし内容は、私たちの肉声では語ることのできない生々しい感情でした。講演が進むほどに、学生たちは食い入るように聞き入っていました。講演後、「看護師を目指すものとしてだけではなく、家族、周囲の支えの大切さ、生きるということの意味について考えさせられました」と、学生は感想を語っていました。今後の学生たちの、成長を期待させられるような講演会となりました。

     

    ▽感想を述べる学生たち

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    また講演後、音楽療法士の小林圭子先生から「アメイジンググレース」のプレゼントをいただき、講演に華がそえられました。

     

    ▽小林圭子先生の演奏の様子

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    学生のみならず、私たち教員も、山陰の福祉とともに、「生きる意味」について、深く考えさせられました。本当に貴重な時間になりました。

    岡本先生、全面的にご協力いただいた奥様、本当にありがとうございました。

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