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4年間の学び・カリキュラム

    本学の教育課程は7分野からなり、それらを学年進行にそって段階的に学修できるよう配置しています。特に教育課程のひとつに「地域包括支援分野」を設け、地域における看護を重視していることが本学の特徴です。高度な看護ケアの修得はもちろんですが、さらに地域包括ケアシステムを軸とする看護実践を学びます。地域医療・在宅医療を支える看護職として、地域に貢献できる人材となることをめざします。

    カリキュラム [ 2025年度入学生用 ]




    専門基礎
    看護学概論
    看護理論
    基盤看護技術A基礎論
    基盤看護技術A実践論
    基盤看護技術B基礎論
    基盤看護技術B実践論
    基盤看護学実習Ⅰ
    地域包括支援
    地域志向基礎論
    地域志向基礎実習





    人体の構造と機能A
    人体の構造と機能B
    人体の構造と機能C
    人体の構造と機能D
    代謝学・栄養学
    感染免疫学
    公衆衛生学






    スタディスキル
    アカデミック
    ・ライティング
    人間学
    心理学
    教育学
    スピリチュアリティ論
    ホスピタリティ論
    山陰論
    まちの創生論
    多文化共生論
    化学
    生物学
    統計情報処理Ⅰ
    統計情報処理Ⅱ
    英語A(基礎英語)
    英語B(英文講読)
    英語C(英会話)
    中国語
    韓国語
    日本語表現演習
    健康科学
    実践スポーツ



    専門基礎
    援助的人間関係論
    看護倫理学
    基盤看護技術C
    基盤看護技術D
    基盤看護技術統合演習
    基盤看護学実習Ⅱ
    専門実践
    成人看護学概論
    成人看護学援助論A
    成人看護学援助論B
    母性看護学概論
    小児看護学概論
    地域包括支援
    老年看護学概論
    精神看護学概論
    在宅看護学概論
    在宅看護学援助論
    地域志向実践論
    地域志向実践実習
    看護統合
    家族看護学
    リスクマネジメント論
    リフレクション論と実践
    災害看護論
    保健師教育
    公衆衛生看護学概論
    公衆衛生看護活動展開論Ⅰ





    薬理学
    看護病態学
    看護病態学演習
    疾病論A
    (消化・呼吸・血液)
    疾病論B
    (循環・泌尿・内分泌)
    疾病論C
    (母性・小児)
    疾病論D
    (脳神経・運動・精神)
    疾病論E
    (感覚・免疫)
    社会福祉・社会保障論
    関係法規
    保健統計学






    文学
    日本国憲法
    人権論
    手話



    専門実践
    成人看護学援助論C
    成人看護学援助論演習
    急性期看護学実習
    慢性期看護学実習
    母性看護学援助論
    母性看護学援助論演習
    母性看護学実習
    小児看護学援助論
    小児看護学援助論演習
    小児看護学実習
    地域包括支援
    老年看護学援助論
    老年看護学援助論演習
    認知症ケア論
    老年看護学実習
    精神看護学援助論
    精神看護学援助論演習
    精神看護学実習
    在宅看護学援助論演習
    地域志向展開論
    看護統合
    看護活動と研究
    生活リハビリテーション論
    保健師教育
    学校保健
    産業保健
    公衆衛生看護活動展開論Ⅱ





    疫学
    臨床心理学演習



    地域包括支援
    在宅看護学実習
    地域志向展開実習
    看護統合
    看護学統合研究
    国際看護論
    看護総合
    看護管理学
    看護教育学
    看護学統合実習
    保健師教育
    公衆衛生看護活動展開論Ⅲ
    公衆衛生看護管理論
    公衆衛生看護活動展開論実習
    公衆衛生看護管理論実習





    解剖学演習
    保健師資格必修
    養護教諭二種資格必修
    養護教諭二種資格選択(英語B・英語C・中国語・韓国語から1科目選択)

    看護学統合研究 看護統合分野 4年次

    本科目は、学士課程の「卒業論文」としてゼミナール形式で看護学研究に取り組みます。研究テーマを決めて、文献検討を行い、研究計画書の作成から始め、データ収集、研究結果の分析、論文作成に至るまでの研究プロセスをたどります。看護学研究への取り組みから、研究的視点の必要性を理解し、また、ゼミナールでの意見交換により、多角的に視野を拡げる機会とします。卒業前の4年次に履修する看護学統合研究と看護学統合実習および看護総合の3科目は連動して、看護学の学びの集大成となる科目です。

    公衆衛生看護活動展開論Ⅰ 保健師教育分野 2年次

    赤ちゃんから高齢者まですべての人びとを対象に、生涯を通じた健康づくりや疾病予防の支援のありかたを学びます。さらに、地域に暮らす人びとの特性やニーズに合わせた健康教育や家庭訪問など、保健師の実践に関する知識・技術の基礎を学んでいきます。

    認知症ケア論 地域包括支援分野 3年次

    認知症の方のQOL(Quality of Life)の向上にむけて、日常生活・社会生活に適応するための生活環境のととのえ方、健康と尊厳ある生活を支援するための援助方法を学びます。また、ご家族がかかえる諸問題と、それらのサポートシステムについての理解を深めます。

    看護倫理学 専門基礎分野 2年次

    「倫理とは」「看護倫理とは」を学生のみなさんとともに紐解き、看護職に必要な倫理に関する基礎的知識を学び、人を大切にする意味を問い直します。さらに現代の看護を取り巻く倫理的課題を分析・考察し、倫理的感受性を高め、人に寄り添う力を育成する科目です。

    人体の構造と機能A~D 専門支持分野 1年次

    看護の対象となる「ひと」を理解するために、体の正常な構造と機能を学び、疾病やその予防の理解への礎を築きます。生命に対する倫理についても考えます。

    人間学 基礎分野(教養) 1年次

    「人間とは何か」「人間はなぜ生きるのか」という問いに向き合いながら、さまざまな人間観・人生観についての学説を学びます。自分のこれまでの生きざまを振り返り、今後の生き方や看護のあり方を考える科目です。

    地域とともに歩む力 地域志向科目

    本学が大切にする「地域とともに歩む力」の育成をめざし、「地域」を志向する8科目を「地域志向科目」として1年次から4年次までのカリキュラムの中に位置づけています。

    地域志向基礎論[1年前期]
    地域での実習に備えてインタビューの練習などをしました。主なテーマは健康観。健康とは何か、地域の人たちの健康観と看護がどう結びつくのか理解を深め、自分自身の健康についても改めて考える機会になりました。
    看護学部看護学科 Yさん(鳥取県出身)
    山陰論[1年後期]
    山陰の文化や歴史に触れる、4年制大学らしい教養授業でした。葬送文化の講義では葬儀や墓石に故人の生前の人となりを反映したものも多いと知り、従来のその人を知る点で、看護にも通じるものがあると感じました。
    看護学部看護学科 Iさん(鳥取県出身)
    まちの創生論[1年後期]
    行政の方や鳥取大学教授を招いての授業で、特にアートセラピーの話が心に残りました。また、病院が地域と繋がるには各地域の特性を知る必要があると学び、その視点を後の実習で生かせたと思います。
    看護学部看護学科 Aさん(鳥取県出身)
    座談会「聞かせて!地域活動」
    地域で学んだこと
    田中先生:二人ともボランティア活動をしてるよね。何か得たこと、学んだことはある?
    Sさん :私は話しかける勇気が大切だと感じました。最近は自分から主催者に指示を受けに行きます。ボランティア活動は大学で学んだことを地域に活かせるし、実践をとおして知識や技術が定着します。ボランティアの募集はグローカルセンターに紹介してもらっています。
    Yさん :私は話す速度や声の高さ、目線の高さなど、少しの気遣いで相手が話しやすくなるのを実感しました。
    田中先生:地域志向基礎実習の感想を聞かせて?
    Yさん :最初は緊張しましたが、地域の方々にさまざまな話を聞かせていただきました。地域の繋がりが健康に重要だと感じておられました。
    Sさん :2年生の病院実習で患者さんに話を聞くとき、地域の方にインタビューした1年次での実習を活かせました。
    田中先生:地域で暮らしている人た ちに出会って、その後病院などを見て、また在宅に帰る。いろんな人たちが地域に住んでいるのを実習で体験してほしい。
    土居先生:ボランティアでの個人的な 勉強と、地域志向科目など大学の課題とが、「看護」に向かって統合されていくのを感じます。3、4年生になるとより広い視野で考えられるようになると思います。
    地域活動の楽しさは?
    Sさん :人と話せること、新しいことを学べるのが嬉しい。新しい視点が得られ、知識や考え方が広がっていきます。
    Yさん:私も人と話すのが一番楽しい。私は精神看護に興味があるのですが、ボランティア体験がそういう自分に気づかせてくれました。
    土居先生:Sさんは3年生まで同じ ペースでボランティアに参加できた?
    Sさん :1年生の時は紹介されるままに行きましたが、2年生では自分が行きたいものを選べるようになりました。ただ、3年生になって課題が増えたので、かなり数が減りました。
    田中先生:リアル。本当に3年生はそうだと思う。4年生になったらまた行けるようになるよ。
    地域活動する上で要望は?
    Sさん :レポートなどで評価してもらえたらありがたいです。自分の中の整理にもなります。日ごろは行き先のチラシを保存したり、現場で写真を撮って活動記録を残しています。
    Yさん :私はパソコンに学んだことやありのままの気持ちを書いています。
    田中先生:どこに行って何を学んだか、手軽に記録できる仕組みがあるといいね。あとで振り返ったら成長が見える。学生が施設やイベントについて事前に調べるような仕掛けもしたい。ボランティア体験がより深まるでしょ。
    土居先生:どちらも気軽にできるようにしたいね。
    「見守りの和」の感想は?
    土居先生:赤瓦周辺で「見守りの和」を始めて、1年以上たちました。Sさんは最初から参加してくれてたね。
    Sさん :はじめは野菜を売ることに必死でしたが、いまは地域の方に話しかけることを最も意識しています。初対面の方も声をかけてくださり認知度の高まりを感じます。観光客にも倉吉の魅力として伝わっていると思います。
    Yさん :参加はまだ1度だけですが、話をするついでに野菜を買ってくれる感じで、常連さんもいて、必要とされている存在だと感じました。たくさんの人と話して、それを自分の今後に繋げたいと思います。
    田中先生:野菜の周りでコミュニティができるでしょ。それを目の前で見られるって、すごく面白い。いつも会う人が留守だったら心配したり、見守っている実感がある。
    Sさん :販売も声かけもほとんど学生に任せてくださるので、とてもやりがいがあります。
    田中先生:仕入れやスタッフ手配も学 生ができるようになってくれるのが私たちの野望(笑)。
    土居先生:この活動が縦に横に広がり、学生たちの自立した活動になることを願っています。ボランティアも参加する立場から、自分たちで企画して、人を集めて動かしてくれるようになってほしいと期待しています。
    鳥取看護大学では、地域の見守りを兼ねて、鳥取短期大学の学生たちと協力して倉吉市内で野 菜の移動販売を行う「みんなでつくろう 見守りの和」という取り組みを行っています。

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