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「まち」とつながる まちの保健室での学び

    大学から地域へ飛び出して健康維持に応える
    「まちの保健室」は、教職員と学生、まめんなかえ師範(地域のボランティア)が協力して取り組む、健康相談と交流の場です。学校の保健室のように誰でも気軽に来られて、学生や来られた方たちと語り合いながら血圧や骨密度などの測定を行ない、健康チェックや日ごろ気になることを相談いただけます。毎月第3水曜日には本学のかんとりぃ☆ホールで、週末や休日には地域の公民館などで実施するほか、子育て世代を対象とした開催もあります。
    地域の健康づくりの場・交流の場で「地域に向き合い、寄り添う力」を育む
    「まちの保健室」は、地域のみなさまの健康づくりの場であり、いきがい(生きがい/行きがい)を感じられるような居場所づくりをめざしています。「キャンパス型」「コミュニティ型」「イベント型」の3タイプがあります。
    運営は、住民ボランティアの「まめんなかえ師範」、学生ボランティア、教職員、行政関係者等と一緒に行なっています。主に血圧測定、骨密度測定、健康相談、ミニ講話として健康づくりや日常生活に役立つ内容を企画しています。
    学生のみなさんは、ボランティアとして参加し、住民の方々との交流や健康チェックのお手伝いをさせていただきながら、人生の先輩方から貴重なお話をうかがい、人として成長できるかけがえのない時間を共有することができます。「まちの保健室」という学びの場は、「地域に向き合い、寄り添う力」を育み、地域とともに歩むことを実体験できます。
    看護職として基本的な感染対策を取りながら、参加者のみなさまの安全に配慮し、参加してよかった、楽しかったと実感してもらえるよう取り組んでいます。
    基盤看護学領域 教授 檀原 三七子
    参加するたびに感じる倉吉の人たちの温かさ
    「まちの保健室」では、血圧を測る役でした。結果を伝えたとき、ある方が「自分は薬を飲んでいる」と話されたのに、それ以上会話を広げられなかったことをいまも反省しています。薬の種類を尋ねる、普段の血圧を聞くなど、できることがあったはず。今後は話を深く聞いて、授業の知識も活かしながら、その人に合う情報を伝えられるようになりたいです。
    看護学部看護学科 Dさん(鳥取県出身)
    コミュニケーションで新しい自分を発見
    福岡県出身の私には、「まちの保健室」は地域の方に直接鳥取の話を聞けるチャンス。1対1の会話は得意ではありませんでしたが、少しずつ高齢の方とのコミュニケーションに慣れてきました。成人看護や老年看護を教わる先生方の、参加者との関わり方も勉強になります。多くの地域の方に参加してもらい健康意識を高めていただき、私も学びを重ねたいと思います。
    看護学部看護学科 Sさん(福岡県出身)

    まめんなかえ師範塾

    地域の健康づくりリーダーとともに「まちの保健室」に取り組みます!
    鳥取看護大学では、地域貢献活動として、県内各地で健康づくりを行うリーダーを養成する「まめんなかえ師範塾」を開講しています。この研修を修了した「まめんなかえ師範塾生」の活動のフィールドのひとつが、「まちの保健室」です。学生は、年齢や経歴がさまざまな地域の方々とともに、スタッフとして「まちの保健室」活動に取り組む体験をとおして、コミュニケーション力を高め、地域理解を深めていきます。

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