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「鳥取県中部地震5年フォーラム」が本学にて開催されました

鳥取県中部地震の発生から5年となる令和3年10月21日(木)、本法人のシグナスホール大講義室をメイン会場に、「鳥取県中部地震5年フォーラム」を鳥取県と共催で開催しました。

第1部は、平井伸治 鳥取県知事による開会講演「震災を乗り越え、安心のふるさとへ」、矢守克也 京都大学防災研究所教授による基調講演「共に助かるために避難スイッチ運動を進めよう」、西尾浩一 鳥取県総務部長と鳥取看護大学の卒業生・在学生、鳥取短期大学の在学生らによる意見交換「学生と中部地震を振り返る」が行われ、当時を思い出しながら5年間の歩みを振り返るとともに、近年激甚化している豪雨災害において地域住民自らが避難するタイミングを決める「避難スイッチ」等への理解を深めました。

第2部は、白鳥孝太 鳥取県災害福祉支援センター特任参事による講演「中部地震における災害ケースマネジメント」をはじめ、阪本真由美 兵庫県立大学教授による講演「これからの日本の防災対策」、一般社団法人福祉防災コミュニティ協会 湯井恵美子氏による講演「特別支援学校と地域が連携・協働した福祉防災」、自衛隊鳥取地方協力本部 西森英二募集課長による講演「陸上自衛隊の災害派遣」の4つの分科会が開かれ、「誰一人取り残さない生活再建」をめざす取組みである災害ケースマネジメントや、避難所の運営、災害現場の状況などについて学びました。

本法人山田修平理事長の閉会挨拶の前には、登壇した学生と聴講した学生計5名が壇上に上がり、「人に安心を届けられるような建物造りをしていきたい」、「普段から地域の方への積極的な挨拶やコミュニケーションをとるなど、自分たちにもできることをしていくことが大切である」、「地域に寄り添う看護師になる身として、住民に対する災害ケアプランを考えておくことが重要である」、「地域を知らないと現状の課題を解決することはできない。今の現役世代に求められる力は、地域と関わっていくための主体性である」、「地域の避難誘導指揮者として認識され、いざという時に頼れる看護師・防災士となりたい」などの提言を行いました。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、外部の方はWEBでの視聴となりましたが、参加者は5年前を思い返しながら、この5年間の鳥取県のさまざまな取組みや安心なふるさと鳥取県につながる取組みについて知り、未来志向の防災・減災対策を学ぶ機会となりました。
△総合司会は鳥取短期大学専攻科の学生が行いました
△総合司会は鳥取短期大学専攻科の学生が行いました
△アリーナには日本赤十字社や自衛隊のブース、ダンボールベッドやオストメイトトイレなどが展示されました
△アリーナには日本赤十字社や自衛隊のブース、ダンボールベッドやオストメイトトイレなどが展示されました
△自衛隊車の展示もあり、附属こども園の子どもたちも大喜びでした
△自衛隊車の展示もあり、附属こども園の子どもたちも大喜びでした

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