平成29年度 第4回公開講座を開催しました
平成29年8月18日(金)、倉吉市との連携講座「鳥取看護大学・鳥取短期大学公開講座」を、倉吉交流プラザ視聴覚ホールにおいて開催しました。
今回は、鳥取看護大学 教授 荒井優先生による「看護の人間学~寄り添い~」と題した講演を行い、108名の受講がありました。
最初に、看護や医療業界で重要視されている「寄り添い」という言葉の概念について説明がありました。「寄り添い」という言葉は今から20年前の阪神淡路大震災後に使われるようになり、全国で重要な概念として定着したとお話がありました。ナイチンゲールの著書『看護覚え書』に記されている「患者の感情のただ中へ自己を投入する能力」、これが「寄り添い」の概念に等しいと説明がありました。また宗教哲学者マルティン・ブーバーの人間学「我と汝」、キューブラー=ロスの「死ぬ瞬間」等を基に、ここにも寄り添う概念があることについて、事例を交えながら解説がありました。
受講生からは、「哲学を聞くことがなかったが、おもしろいと思った」「癌患者への寄り添いは興味深かった」「寄り添い、実践したいものです」などの感想が聞かれました。会場全体が哲学の世界に引き込まれました。
★次回は、9月15日(金)13時30分~倉吉交流プラザ視聴覚ホールにて行います。
テーマは「心にいつも歌を」。
講師は鳥取短期大学 教授 白石由美子先生です。
多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
▽講演会場の様子

▽講演をする鳥取看護大学 教授 荒井優先生
今回は、鳥取看護大学 教授 荒井優先生による「看護の人間学~寄り添い~」と題した講演を行い、108名の受講がありました。
最初に、看護や医療業界で重要視されている「寄り添い」という言葉の概念について説明がありました。「寄り添い」という言葉は今から20年前の阪神淡路大震災後に使われるようになり、全国で重要な概念として定着したとお話がありました。ナイチンゲールの著書『看護覚え書』に記されている「患者の感情のただ中へ自己を投入する能力」、これが「寄り添い」の概念に等しいと説明がありました。また宗教哲学者マルティン・ブーバーの人間学「我と汝」、キューブラー=ロスの「死ぬ瞬間」等を基に、ここにも寄り添う概念があることについて、事例を交えながら解説がありました。
受講生からは、「哲学を聞くことがなかったが、おもしろいと思った」「癌患者への寄り添いは興味深かった」「寄り添い、実践したいものです」などの感想が聞かれました。会場全体が哲学の世界に引き込まれました。
★次回は、9月15日(金)13時30分~倉吉交流プラザ視聴覚ホールにて行います。
テーマは「心にいつも歌を」。
講師は鳥取短期大学 教授 白石由美子先生です。
多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
▽講演会場の様子

▽講演をする鳥取看護大学 教授 荒井優先生


お問い合わせ先
鳥取看護大学・鳥取短期大学 グローカルセンター
所在地:〒682-8555 鳥取県倉吉市福庭854
TEL:0858-27-0107
FAX:0858-26-9138
E-mail:glocal@cygnus.ac.jp