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平成27年度 第6回公開講座を開催しました

平成27年8月21日(金)、倉吉交流プラザ視聴覚ホールにおいて、第6回公開講座を開催し、97人が受講しました。
今回は、「地方の市町村が消えていく?~まち・むらは存続できるか~」と題して、鳥取短期大学 生活学科 情報・経営専攻の野津和功教授が講演しました。

現在、日本中で「地方消滅」と「地方創生」が大きな課題となっています。講演では、元岩手県知事・元総務大臣増田寛也氏による、通称「増田レポート」を取っ掛かりにして、私たちの住む市町村はこれからどうなっていくのかについて考えました。
まず、「地方消滅」論のもとになった「増田レポート」について、2040年人口の推計による「消滅の可能性が高い市町村」、それをくい止めるための「ストップ少子化」等の提言、また、それに対する3つの反応などについての詳しい解説しました。
続いて「地方創生」政策の登場と、鳥取県の「消滅の可能性が高い」とされる市町村についての説明があり、県としての「地方創生総合戦略」や地方創生に向けた課題、大学の役割などをお話しました。
さらに、地域おこし運動を行った智頭町や高知県馬路村などの成功例を挙げ、「地方創生」のためには、国や自治体の政策に頼るだけでなく、地域の人々が地域にある資源の活用を改めて見直すことも大切であることを指摘しました。
自分たちのまち・むらの存続のために、一人ひとりが、地域のために何ができるかを考えさせられた講義でした。

受講生からは、
  • 人口減少は避けられない問題ですが、何か妙案はないものか、皆が真剣に考えなければならない課題だと思います。
  • 人口減の根本問題の一つに母親になった女性と独身女性とでは、結婚に対する意識に大変な違いがあること。この問題の解決を考えて実行して欲しい。
などの感想が聞かれました。

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△講師の野津和功教授

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△講座の様子

この講座は鳥取県民カレッジ連携講座です。
受講料は無料です。
多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

第7回公開講座 2015年9月11日(金) 13:30~

テーマ:「子どもたちの未来を考える」
講 師:附属幼稚園・保育園 横濵 純一 園長
会 場:倉吉交流プラザ 視聴覚ホール
お問い合わせ先

鳥取看護大学・鳥取短期大学 グローカルセンター

所在地:〒682-8555 鳥取県倉吉市福庭854
TEL:0858-27-0107
FAX:0858-26-9138
E-mail:glocal@cygnus.ac.jp


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