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サント・トーマス大学(UST)と学術協定(MOU)を結びました

鳥取看護大学は、フィリピン共和国のマニラにあるサント・トーマス大学(以下UST)看護学部と学術協定(MOU)を結びました。USTは、1611年創立のアジア最古の大学で、由緒ある建物と歴史を持ち、大統領や知識人を多く輩出しているマニラの有名私立大学です。これまで本学とUSTは、共同研究、講演会開催を行ってきました。それを受けて、今年7月に、USTの看護学生9名の看護研修の受け入れを行い、学生同士の温かい関係が芽吹いた中、両大学の学術協定締結が適うこととなりました。

11月10日、本学学長の近田敬子が自らUSTを訪問し、看護学部長のマラヴィラ先生と国際交流委員長であるコルテス先生が見守られる中、協定書への署名を行いました。署名の後、近田学長とマラヴィラ学部長双方より、本MOUを基盤に、両大学の教員の交流促進による学術交流の促進を期待するあいさつがなされました。また近田学長から鳥取県の紹介をされると、マラヴィラ学部長は、ぜひ鳥取看護大学を訪問したいとの意を表明されました。

署名式の後、近田学長よりUSTへの友好の証として日本人形(尾山人形)が贈られると、マラヴィラ学部長、コルテス国際交流委員長は大変に喜ばれました。

式の後、広大なUSTのキャンパス内を見学しました。406年の歴史を持つ正門やメインビルディングは荘厳で、学内にあるメイン図書館や教会も大変な趣のある建物でした。附属病院では、診察を待つ大勢の患者さんであふれていました。看護学部はきちんと整備された教室や実習室があり、学生さんの学習の成果がたくさん展示されていました。また本学の「まちの保健室」の様に、地域に出向いて健康に関する地域貢献を展開されている様子もうかがえ、我々のめざす看護の方向性が共通していることも感じることができました。本学の教員や学生を派遣し、看護について互いの意見を交わす将来が大変楽しみです。

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