
投稿日:2019.09.26
令和元年9月18日(水)に、鳥取看護大学棟1階の交流ホールにて、拠点型「まちの保健室」を開催しました。今回は、22名の方が来場されました。新しく来てくださった方は、5名でした。
毎月開催している拠点型には、継続して来てくださる顔なじみの方も多いのが特徴です。いつもの健康チェックを行いながら、これまでの数値と比較し、今月の健康状態を一緒に確認しました。
秋の爽やかな日の開催でしたので、これからの時期に向けた運動意欲や、おいしい秋の味覚と食欲についての話題がよく聞かれました。ご自身の健康に結び付けて、いろいろな話を聞かせていただきました。
今月は夏休み期間だったこともあり、学生ボランティアの参加がありませんでした。学生との交流を楽しみにされていた参加者の方には申し訳なかったのですが、今回は珍しく、大人だけの落ち着いた雰囲気に包まれた「まちの保健室」だったといえます。市民ボランティアである「まめんなかえ師範」と、看護師や臨床検査技師の専門職ボランティアの協力により、スムーズに運営することができました。
「ミニ講話」は、三朝温泉病院の言語聴覚士・荒尾先生による『息・声・タイミング』でした。講話では、息のコントロール方法をみんなで練習してみたり、誤嚥の予防のためにも、声を出して声帯を動かすことの大切さを学びました。笑ったときに声帯が動く内視鏡の映像は、まるで声帯が拍手をしているようでおもしろく、笑いが起こりました。どの方も、熱心に聞いておられました。とても興味深い話題提供で「まちの保健室」を盛り上げていただいた荒尾先生、ありがとうございました。
天候にも恵まれ、明るく和やかな時間をみなさんと共有することができ、とても良い一日となりました。
またぜひ、後期の「まちの保健室」にもお気軽にご参加いただけたらと思います。お待ちしています!
鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。
地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。