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投稿日:2020.01.21

新着情報

湯梨浜町原地区公民館で出前型「まちの保健室」を開催しました

令和2年1月19日(日)、湯梨浜町原地区公民館において、第2回出前型「まちの保健室」を開催しました。原地区は、役員さん、参加者の方とも男性の割合が多い地区で、今後も健康に対する活動において、活発化が期待できる地区でもあります。
暖冬の影響で、曇天ながら晴れ間ものぞく「まち保日和」でした。参加者は25名で、そのうち20名はリピーターでした。このため、健康指導の際にも、前回からの継続した変化に合わせた指導を行うことができました。また、私も1回目の6月にも参加をさせていただいたリピーター(?)ですが、参加者のみなさまより、「あんた、また世話になりにきたで」とお声がけをいただき、地域に根ざした活動になってきたことを実感しました。

 

△ミニ講演会の様子

△ミニ講演会の様子

 

この日は、荒尾助手が「これだけは気を付けたい 冬場の健康管理」と題してミニ講演を行いました。実生活に直結する内容であったことから、講演後もさまざまな質問がありました。
その後、公民館の方より減塩生活指導を兼ねて「減塩ミルク豚汁」が振舞われました。カルシウムたっぷりの温かい豚汁に、参加者のみなさまも満足してお帰りになりました。

 

△食生活指導の様子と振舞われた「減塩ミルク豚汁」

△食生活指導の様子と振舞われた「減塩ミルク豚汁」

 

今回の「まちの保健室」には、1年生と2年生の10名が参加しました。「先輩のおかげで、上手く身長体重が測れた」「もっと大きな声でコミュニケーションが取れるようになりたい」「地域の人に、助けてもらえた」など、学生同士のみならず地域の方々の支えの中で、多くの学びと次の課題を見つける場になったようでした。

 

△活動中の学生達

 

これからも地域のみなさまとともに、成長していける看護大学生、「まちの保健室」にしていきたいと思います。引き続きのご指導ご支援をよろしくお願いいたします。

鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。

学長 近田敬子

地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。

理事長 山田修平