
投稿日:2017.06.23
平成29年6月21日(水)、鳥取看護大学で拠点型「まちの保健室」を開催しました。梅雨の合間の好天に、参加者は37名と大盛況でした。
拠点型ではリピーターの方が中心となりますが、初めての方に加えて倉吉市三明寺地区の方々が地域のイベントとして13名参加してくださり、利用者のすそ野の広がりを感じました。
▽和やかな利用者のみなさまの様子
▽「まちの保健室」活動中
この日のミニ講演は、「こころのトリアージ-地域のつながり-」と題し開催しました。講演の前半は、3年生がトリアージについての概要・意義を説明したうえで、実際のトリアージの様子を演じてくれました。
利用者の方々は、学生たちの発表を熱心にメモを取りながら聴いてくださいました。
また、その様子を見ていた1年生が、「今日は、先輩の講演する姿が一番の勉強になりました」と話してくれました。「まちの保健室」の成長と共に、学生達も確実に成長していることが実感できました。成長した先輩の姿を見て、後輩がそれを受け継ごうとしている姿に、頼もしさと共に喜びを感じました。
▽ミニ講話中の様子
「まめんなかえ師範塾生」1期生から5期生のメンバーもお手伝いに来てくださいました。1期生は先輩としての顔を発揮してくださり、5期生は後輩として熱心に先輩を見習われており、どちらも頼もしく感じました。こうして「まちの保健室」の活動が、地域のみなさまの主体的な活動として広がっていくのかな、とうれしい気持ちになりました。
▽「まめんなかえ師範塾」 1期生と5期生
これからも地域のみなさまと、共に成長していける看護大学生、「まちの保健室」にしていきたいと思います。
どうぞ地域のみなさまの、引き続きのご指導ご支援をよろしくお願いいたします。
鳥取看護大学
TEL 0858-27-2800(代)
≫「まちの保健室」の詳細はこちら
鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。
地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。