
投稿日:2019.05.29
令和元年5月18日(土)に井手畑公民館で「まちの保健室」を開催しました。当日は、曇り空でやや風の強い日でしたが、19名の方にご参加いただき、にぎやかで楽しい時間となりました。参加された方はみなさん健康を意識して生活しておられ、ご自宅でも運動や食事など工夫しておられることが多く、測定の結果にも熱心に耳を傾けていただきました。
ミニ講話は鳥取看護大学3年生の6名が中心になって行いました。テーマは「コグニサイズ~認知症予防に向けた運動~」でした。こいのぼりの歌に合わせてステップを踏んだり、1から30まで声に出して数えながら3の倍数で手をたたいたりなど、みなさんで一緒に楽しく取り組むことができ、大いに盛り上がりました。
鳥取看護大学の1年生4名も初めて「まちの保健室」に参加しました。戸惑いながらも地域のみなさまに支えられて、参加して良かったという気持ちが芽生えたようでした。
この「まちの保健室」をご依頼いただきました、サロンことぶき会のみなさまと地元のまめんなかえ師範の方の地域に対する熱い思いに、ここで開催できたことに幸せを感じた「まちの保健室」となりました。
鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。
地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。