
投稿日:2019.01.23
平成31年1月20日(日)に、湯梨浜町原地区(旧泊村)にて、「まちの保健室」を開催しました。あいにくの雨天でしたが、32名の方が参加され、賑やかで笑顔のあふれる場となりました。原地区では今年度から「まちの保健室」を実施させていただいており、今回は、7月の開催以降2回目の集まりでした。前回に引き続き参加された方(リピーター)は、25名でした。
参加されたみなさまは、全体的に健康意識を高くもっておられ、日々心掛けておられる健康行動をたくさん聞かせていただけました。例えば、この地域は海が近いという特徴から、「日々のウォーキングは浜辺を歩くことで足腰に負荷をかけながらがんばっています!」というお話もお伺いでき、旧泊村ならではの方法に、とても感心させられたのが印象的でした。
今回の健康ミニ講話のテーマは、「骨粗しょう症予防について!~冬だからこそ、骨折予防のためにできること~」と題して行いました。どの方も、今回の測定結果を照らし合わせながら、熱心に聞いてくださいました。
その後の食生活改善推進員さんによる豆乳みそ汁の試飲では、地区のみなさまに交じって学生とともにご馳走になり、その美味しさに身も心も温かくしていただきました。
ミニ講話に続いて、保健師による健診への呼びかけや、食生活改善推進員さんによる減塩食への意識啓発も併せて行われ、健康情報にあふれた今回の「まちの保健室」は盛況の内に終えることができました。原地区のみなさま、ありがとうございました。
この度も、11名の学生、5名のまめんなかえ師範(地域の健康づくりリーダーのボランティア)とともに参加できたことで、新たな思い出をいただくことができました。またぜひ、原地区のみなさまにお会いしたいと思います。
鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。
地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。