
投稿日:2016.06.01
平成28年5月28日(土)、関金公民館で「まちの保健室」を開催しました。教員4名、学生6名、まめんなかえ師範塾生4名、そして倉吉市保健センターの看護師・保健師3名で開催しました。ちょうど農繁期のまっ最中、しかも小雨まじりのあいにくのお天気で、多くの利用者を見込むことはできませんが、それでもこれが2度目、3度目という常連のみなさんが来場してくださいました。
ゆったりとした雰囲気で、利用者のみなさんはお互いに近況を語ったり検査結果を確認しながら一時の談笑を楽しんでおられました。
健康相談がひとまず終わったところで、いつものように「ミニ講話」が始まりました。今回は、「老いの幸せ」と題して荒井優教授が人間学の立場からお話をしました。老いは、成人の体力が失われたことを嘆くのではなく、 与えられた人生をあるがままに受け入れることで人生を幸福にすることができる、という趣旨のお話でした。
ボランティアで協力した看護大学学生が、来場された利用者の方たちと歓談し、地域生活の現状や健康状況などについて理解を深めました。
参加者のみなさまとともに大変有意義な時間を過ごすことができました。そして、参加者のみなさまにいただいた開催時期や場所についての貴重なご意見を、今後の活動に活かしたいと思います。地域のみなさま、ありがとうございました。
鳥取看護大学 TEL 0858-27-2800
鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。
地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。