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投稿日:2018.06.25

新着情報

平成30年度第3回 拠点型「まちの保健室」を開催しました

平成30年6月20日(水)、鳥取看護大学で拠点型「まちの保健室」を開催しました。梅雨空のなか、参加者は30名、そのうち初めての方が12名という大盛況でした。
拠点型ではリピーターの方が中心となりますが、初めての方が12名も参加してくださり、利用者のすそ野の広がりを感じました。

 

△和やかな利用者の皆様の様子
△和やかな利用者のみなさまの様子

 

△まちの保健室 活動中
△まちの保健室 活動中

 

この日のミニ講演は、「HUGってなあに」と題し開催しました。講演の前半は、HUGについての概要をお話しし、後半はミニHUGを体験していただきました。HUGとは避難所運営ゲームと言って、災害時の避難所生活を自分たちで運営する時、どのように運営するのかをゲーム感覚で訓練するものです。今週も大阪で大きな地震が起こり、みなさまも興味をもって参加をしてくださり、特に体験中は建設的な意見を活発に交わしておられました。今回参加してくださった方々が、避難時もリーダーシップをとってくださるのかな、と頼もしく思いました。

 

△ミニ講話中の様子

△ミニ講話中の様子

 

△ミニ講話中の様子

△ミニ講話中の様子

 

△学生と利用者様の様子

△学生と利用者様の様子

 

 

今回は、学生が1年生のみでしたが、「初めてで不安だったけど、やりがいを感じた」、「まめんなかえ師範塾の方が、優しく指導してくださり、楽しかった」、「話しかけてみたら、たくさん返事をしてくださり、思っていた以上に利用者様と話せました」など、参加した中で多くの学びについて話してくれました。
また、まめんなかえ師範塾の方も、「先輩の教えが役立った」、「知識をもっと増やしていかなくてはいけないと思った」など、縦のつながりや、やりがいなどを感じさせる声が聴かれました。これからも地域のみなさまと、共に成長していける看護大学生、「まちの保健室」にしていきたいと思います。
どうぞ地域のみなさまの、引き続きのご指導ご支援をよろしくお願いいたします。

鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。

学長 近田敬子

地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。

理事長 山田修平