
投稿日:2017.10.25
平成29年10月18日、鳥取看護大学の交流ホールで「まちの保健室」を開催しました。参加者は23名、そのうち初めて参加された方が5名ありました。主催する大学側の担当者は、学生6名を含めて、まめんなかえ師範塾生、地域コーディネーター、教職員など、総勢17名が対応しました。
今回は、いつもおこなう身長・体重、体脂肪、血圧、骨密度の測定や健康相談のほかに、事前の希望者には血管年齢の測定もおこないました。
参加されたみなさんは、ゆったりと落ち着いた雰囲気のなかで、お互いに歓談しながら、「まちの保健室」を楽しんでおられました。
最後に、鳥取看護大学看護学部で「人間学」を担当する荒井優先生による「老いの幸せ」と題したミニ講話をしました。エリック・エリクソンの「ライフ・サイクル」論をもとに、老年期は、若い時のような体力が失われるけれども、与えられた人生をあるがままに受け入れることができる幸福な時期であり、人生の最後の成長、最後の完成を遂げる時期なのだという内容のお話しがありました。参加者のみなさんは、身近に感じられるテーマなだけに、真剣に聞いておられました。
鳥取看護大学
TEL 0858-27-2800(代)
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鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。
地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。