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投稿日:2016.11.07

新着情報

倉吉市役所に「まちの保健室」を開設

鳥取看護大学の教職員と学生は、10月29日(土)と30日(日)の両日、この度の鳥取県中部地震で大きな被害を受けた倉吉市役所の西玄関に「まちの保健室」を開設しました。

罹災証明の手続きをするため市役所を訪れた人たちや、市庁舎で激務に追われている市職員に呼びかけて、血圧の測定や手洗いを励行するなど感染症への注意を促しました。

また、市役所の隣にある避難所(成徳小学校体育館)を訪れ、避難している人たちの血圧を測ったり、避難所生活の様子をお聞きし、エコノミー症候群にならないようアドバイスを行いました。避難者の一人は「お話できて楽しかった、短時間でも外を歩くようにしたい」と話されていました。

 

 

 

▽石田耕太郎倉吉市長の血圧も測りました

 

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▽倉吉市役所西玄関の様子

 

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▽避難所の様子

 

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鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。

学長 近田敬子

地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。

理事長 山田修平