
投稿日:2019.03.12
平成31年3月9日(土)、湯梨浜町松崎の交流ホールゆるりん館(旧Aコープ)で、「まちの保健室」を開催しました。39名もの地域の方がお越しくださいました。参加者のほとんどが地域の女性で、久しぶりに顔を合わせた方々とにぎやかに談笑されていました。
運営は、ボランティアの「まめんなかえ師範」や、鳥取看護大学の1・2年生、地区の保健師さんや看護師さん、地域おこし協力隊の方などの協力を得て、開催することができました。
身長・体重・体脂肪・血圧・骨密度測定と健康相談のほか、今回はオプションとして血管年令測定も行いました。ミニ講話では「のどを鍛えて病気を予防しよう」をテーマに、誤嚥性肺炎の予防のためののどの体操を一緒に体験していただきました。みなさんこれを機に、のどを鍛えて、健康寿命をのばしていきましょう。
鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。
地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。