
投稿日:2018.09.27
平成30年9月19日(水)、鳥取看護大学交流ホールにて「まちの保健室」を行いました。
利用者は24名、そのうち初めて利用された方が9名ありました。主催する大学側の担当者は、学生4名を含めて、まめんなかえ師範塾生、教職員など、総勢17名が対応しました。
今回は、いつもおこなう身長・体重、体脂肪、血圧、骨密度の測定や健康相談のほかに、事前の希望者には血管年齢の測定もおこないました。
暑さも和らぎ、秋のすがすがしい晴天の午後、はじめて参加された方も、常連の方々も、ゆったりと落ち着いた雰囲気のなかで、お互いに歓談しながら、「まちの保健室」を楽しんでおられました。
卒業論文研究のために、2人の学生が利用者のみなさんにインタビューをして回っていました。
今回のミニ講話は、「感情のセルフコントロール」と題して、鳥取看護大学の安田美彌子教授(精神看護学)がスライドを映しながらお話ししました。「怒り」は自分の寿命を縮める。「愚痴をこぼす友人を3人持ちましょう」との言葉で最後をまとめられました。みなさん、熱心に耳を傾けておられました。秋風の爽やかな午後のひと時でした。
鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。
地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。