
投稿日:2018.07.25
平成30年7月8日、湯梨浜町原集会所で初めての「まちの保健室」を行いました 。
前日まで大雨警報が発令され開催が危ぶまれましたが、当日は雨もあがり無事終了することができました。
原地区役員の方々や原地区から参加されているまめんなかえ師範の方の積極的な呼びかけで、39名の参加者がありました。参加者の方々が「普段出合わない人に会えてよかった」「健康で生活されているか気になっていたが、元気そうで安心した」など話され、コミュニティーの場所としても活用できているのではないかと感じました。
今回のミニ講話は、3年生による「日常生活に潜む脱水について」でした。体が暑さに慣れていない梅雨明け頃から急増する脱水症状の原因・対処方法を中心にお話ししました。また、みんなで暑さを乗り切り笑顔に過ごす体操を行い、大きな声で笑い盛り上がりました。
最後に参加者の方が作っておられる「とまり美人スイカ」をみんなでおいしくいただきました。
今後は、地区のみなさまが中心となり、健康意識がますます高まり、地域の方がほっとできる場所として「まちの保健室」を利用していただけたら良いなと思います。
鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。
地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。