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投稿日:2018.04.02

新着情報

3月24日(土)、鳥取県立生涯学習センターで「まちの保健室」を開催しました

春のうららかな陽光に恵まれた3月24日(土)、県立生涯学習センターの強いご要望を受けて「まちの保健室」を開催いたしました。72名もの住民の方が参加され、生涯学習センターのロビーは大勢の人で賑わいました。

30代~90代の幅広い年齢層の方々が参加されましたが、そのほとんどが「まちの保健室」に初めて来られた方で、この機会に活動を知っていただけて良かったなと思いました。

 

まちの保健室

 

今回は、1年生3名、2年生4名の本学学生と、地域の健康づくりリーダーであるまめんなかえ師範11名のボランティア参加により、元気よくパワフルに運営されました。こうしたボランティアの協力があってこその「まちの保健室」です。

さらにこの度は、生涯学習センターの企画により、栄養士会から2名(栄養相談コーナー)、手話通訳者2名と共催する「まちの保健室」でもありました。健康ミニ講話では、『転ばぬ先の知恵~骨折予防のススメ~』と題して話題提供をさせていただきました。そして、後半は生涯学習センターの講座「転倒予防かんたん体操」の講師 岩村先生による体操講座がありました。このように、ミニ講話もコラボレーションをして行いました。

 

まちの保健室

 

健康相談に対応していると、自身の健康についての相談事や関心事を多く語られる方がたくさんいらした印象です。今回、骨密度を初めて測ったという方が多くおられ、とりわけ関心を集めていたようでした。

こうして「まちの保健室」に参加したことをきっかけに、鳥取県東部の扇町(生涯学習センターがある地域)周辺の地域のみなさんにも、自身の健康を継続的に気にかけていく”健康づくりの輪”が人づてに拡がっていくといいなと思います。

今後も、鳥取県東部においてもいろいろな地区で不定期に「まちの保健室」を開催する予定です。ピンク色の旗を見かけられたら、ぜひまたお気軽にお立ち寄りください!

鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。

学長 近田敬子

地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。

理事長 山田修平