
投稿日:2017.09.20
平成29年8月20日(日)11時~12時30分まで、河原湯谷温泉 湯谷荘(鳥取市河原町湯谷)でイベント型「まちの保健室」を開催しました。今回は、いなば西郷むらづくり協議会、西郷地区公民館、河原ふるさと塾の主催で開催された「西郷のまるごと川遊びデー」と同時開催でした。
「まちの保健室」は教員4名、学生3名、まめんなかえ師範塾修了生3名で行い、20名の利用者のみなさまの参加がありました。ゆったりくつろいで健康チェック(身長・体重・体脂肪、血圧測定、骨密度測定、肌年齢測定)と健康相談を受けていただく中で、地域とのつながりを感じた「まちの保健室」になりました。
学生は、「西郷のまるごと川遊びデー」に参加していた子どもたちといっしょにヤマメのつかみ取りを体験しました。手こずっていましたが、しばらくすると、すばやいヤマメをつかみ取ることができ大喜び。貴重な体験となりました。
西郷地区では、継続的に「まちの保健室」が開催されており、前回のデータを比較される方、生活改善の成果を報告される方も複数おられました。その甲斐あってか、肌年齢、骨密度は、年齢より10から20歳若い方が多く、他地域と比較して、血圧の高い方も少ない状況でした。また、帰られる前に利用者の方から、「次はいつですか」とお尋ねいただき、終了後は、むらづくり協議会の方より、「次回もお願いします」と、声をかけていただきました。健康意識の高まりと、「まちの保健室」定着を実感できる機会になりました。
西郷地区では、次回は3月に「まちの保健室」を開催する予定です。西郷地区のみなさま、次回もご協力をよろしくお願いいたします。
鳥取看護大学
TEL 0858-27-2800(代)
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鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。
地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。