
投稿日:2016.03.11
平成28年3月5日(土)、鳥取看護大学では、県内各地域で健康づくりを行うリーダーやボランティアの方々の裾野を広げ、資質の向上を図るため、大学でさまざまな健康づくりの支援について学ぶ「まめんなかえ師範塾」を開講しました。
△受付の様子
受講予定者20名全員が揃って、開講式に臨みました。開講式では、近田敬子塾長から「この受講を通して、学生への地域での学習の指導者になっていただけると期待しています」と期待の言葉が寄せられました。
△開講式の様子
開講式終了後、早速、塾生のみなさんは近田塾長から「まちの保健室」とはどのようなものか学ばれました。塾長より、「狙いはみなさんに『まちの保健室』を立ち上げてもらうことです。」、「みなさんが地域を元気にしてくださると期待しています」という激励もいただきました。
△塾長の鳥取看護大学 近田敬子学長
△塾長の講義を受けられるみなさん
塾長の期待以上に、塾生のみなさんは、熱心にメモを取ったり、質問をしたりしながら、初日に予定されていた3限の受講をされました。
△鳥取看護大学 早川教授の講義の様子
△鳥取短期大学 逢坂教授の講義の様子
全講座を修了された方には「まめんなかえ師範塾修了証」と、木製の「まめんなかえ師範塾」看板をお渡しします。修了後は、ご希望に応じて看護大学が運営する「まちの保健室」に参加していただき、一緒に地域の健康づくりを目指しましょう。
1期生のみなさんは、3月19日の修了式を目指し、下記の日程で、学習を続けられます。
日時 | 時間割 | 講師 | |
---|---|---|---|
平成28年3月5日(土) | 9:00~10:00 | これからの健康づくり | 近田敬子学長(鳥取看護大学) |
10:10~11:10 | 「むくみ」って | 早川大輔教授(鳥取看護大学) | |
11:20~12:20 | 運動と健康 | 逢坂秀樹教授(鳥取短期大学) | |
平成28年3月12日(土) | 9:00~10:00 | 「こころ」のケア | 中川康江准教授(鳥取看護大学) |
10:10~11:10 | 高血圧「目からウロコの新常識」 | 美舩智代准教授(鳥取短期大学) | |
11:20~12:20 | 手洗いを科学する ~手のひらの病原菌に迫る!~ |
荒川満枝教授(鳥取看護大学) | |
平成28年3月16日(水) | 13:00~16:00 | 「まちの保健室」見学実習 | 鳥取看護大学地域貢献委員会 |
平成28年3月18日(金) | 9:00~10:00 | 骨粗しょう症について | 髙田美子准教授(鳥取看護大学) |
10:10~11:10 | 認知症について | 稲田千明助教(鳥取看護大学) | |
11:20~12:20 | 食事と健康 | 野津あきこ教授(鳥取短期大学) | |
平成28年3月19日(土) | 9:00~12:30 | グループワーク・体験実習 | 田中 響教授(鳥取看護大学) 中川康江准教授(鳥取看護大学) |
閉講式 | 鳥取看護大学地域貢献委員会 |
初回の講座終了後は、お茶を囲みながらアドレス交換をされている姿もありました。また、「来てよかった。」「いい勉強になった。誰かの役に立ちたいと思ってきたが、自分が一番勉強になった。」、「一緒に頑張りましょう」などの声が聞かれていました。1期生の絆が早くもできあがる姿を見て、塾生のみなさんの活躍を期待せずにはいられませんでした。
△休憩中に自由にティータイムを楽しんでいただけるスペース
この事業は、次年度も、東部・中部・西部で合計4回企画をしています。
興味を持っていただける方の、ご参加をお待ちしております。
鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。
地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。