
投稿日:2019.03.22
平成31年3月20日、うららかな春の日に、鳥取看護大学で開催した本年度最後の「まちの保健室」には、21名の方が足を運んでくださいました。21名の中のほとんどの方は常連の方でしたが、4名の新しい方も来てくださいました。
今回は、教職員、まめんなかえ師範塾修了生の方々に加えて、昨年、鳥取看護大学に入学した5人の学生も授業の一環として参加し、来場された方々に笑顔で計測のアシストやお茶出しをしながら、人生の先輩方からいろいろなお話を聞かせていただきました。また、「唾液の力」というテーマのミニ講話の時間には、まめんなかえ師範塾の受講生の方々も来てくださり、改めて唾液の役割を確認して、測定媒体としての可能性についても熱心に耳を傾けてくださいました。
「まちの保健室」終了後の振り返りで学生たちは「測定の補助は戸惑いましたが、まめんなかえ師範塾の方に優しく教えていただき、行うことができました」「はじめは戸惑いましたが、来ていらっしゃる方々が優しい方ばかりで、緊張している私たちを和ませてくださいました」「受付の笑顔をほめていただけたので、これからも笑顔でがんばっていきたいと思います」と感想を述べました。
新年度も鳥取看護大学「まちの保健室」をどうぞよろしくお願いいたします。
鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。
地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。