地(知)の拠点大学による地方創生推進事業 | COC+

ホーム > 新着情報 > 北条町農村環境改善センター「まちの保健室」

投稿日:2017.02.22

新着情報

北条町農村環境改善センター「まちの保健室」

平成29年2月19日(日)北条町農村環境改善センターで、「まちの保健室」を開催しました。

教員5名、学生2名、教育サポーター人材バンクから1名、北栄町役場の方4名のご協力のもとで開催しました。今回の「まちの保健室」の利用者は41名で、全員が初めてのご利用でした。また半数の方が65歳未満を占めておられ、今後の活動の活性化が期待されました。

北栄町の健康増進委員会に引き続き、「まちの保健室」を開催いたしました。健康増進委員会では、「まちの保健室」活動についての勉強会も開催され、本学の田中響教授から、「まちの保健室」についての概要紹介をさせていただきました。その後の開催であったため、利用者のみなさまは、ご自分の健康とともに運営についても、興味を持って利用してくださっていました。

 

▽快晴に恵まれた会場

 

image1 image2

 

▽「まちの保健室」活動中

 

image3 image4

 

学生たちも、試験期間中であったため地元の学生が協力をしてくれました。「知った方が声をかけてくださった」、「親族が来てくれた」など、より地元に根ざした活動が行えました。また、3年生が近づいている学生たちは、自然な笑顔でコミュニケーションもスムーズに行っていました。さらに自分の担当部署のみならず、混み具合を見て活動ができるようになっていました。学生たちの成長を感じることができ、地域のみなさまの支えのお陰を実感いたしました。ありがとうございます。

 

▽活躍する学生達

 

image6 image5

 

今回の「ミニ講話」は、災害続きの地元の人に元気の出るお話を、というご依頼をいただいておりました。このため、地域での生活を楽しめるよう「共同体を楽しもう」ということを目的に、「コミュニケーション」と題してお話をさせていただきました。

利用者の方の大変熱心に聴いてくださる様子から、「この地域は、随分過ごしやすい共同体であろう」と、感じさせられました。

 

▽ミニ講話中の様子

 

image7

 

今回の様子から、次年度の「北栄町」と「まちの保健室」の連携の活発化を感じる機会となりました。

地域のみなさま、そしてご協力いただいた役場のみなさま、本当に充実した時間をありがとうございました。

これからもよろしくお願いいたします。

 

 

●お問い合わせ先

鳥取看護大学
TEL 0858-27-2800(代)

「まちの保健室」の詳細

鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。

学長 近田敬子

地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。

理事長 山田修平