
投稿日:2018.09.13
平成30年8月19日(日)・8月22日(水)・8月26日(日)の3日間、第9期「まめんなかえ師範塾」を鳥取看護大学で開催しました。
「まめんなかえ師範塾」とは、県内各地域で健康づくりを行うリーダーやボランティアの裾野を広げ、資質の向上を図る取り組みです。第9期生は、倉吉市、鳥取市、境港市、米子市、東伯郡、八頭郡から11名の参加でした。また、今回は、「まめんなかえ師範」(まめんなかえ師範塾の修了生)を対象とした「まめんなかえラダー制度」のレベルアップコース・エキスパートコースの講座も同時開催となり、両コース合わせて14名の方が受講されました。
1日目は開講式後、近田学長の「地域におけるまめんなかえ師範の意義」をはじめ、5つの講義がありました。講義には身体について理解を深める内容もあります。
2日目は、各種計測機器の扱い方を学ぶとともに、当日鳥取看護大学で実施されている拠点型「まちの保健室」の見学をしました。「まちの保健室」は、初めて見学される方も多く、「まめんなかえ師範塾」修了生の活動されている姿に、興味を深めている様子でした。また、教員の指導のもと、血圧計や骨密度計、体脂肪計など、実際に計測機器に触れて測定を体験しました。さらに、「まちの保健室」を見学して感じたことや、「自分たちが『まちの保健室』でなにができるか」などについて、グループワークや発表を通して考えを共有しました。
鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。
地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。