
投稿日:2017.12.19
2017年12月17日(日)、成徳公民館(倉吉市住吉町)で、「成徳健康フェア」が開催されました。本学からは、学生10名(1年生7名、3年生3名)とまめんなかえ師範塾生1名、教員1名の合計12名が参加し、「まちの保健室」を行ないました。
▽慣れた手つきで測定するまめんなかえ師範生
この日はあいにくの大雪で、参加者が心配されました。しかし、「毎年恒例の行事となっているから」と多くのご来場があり、47名の方が「まちの保健室」に参加されました。継続は力なり、と実感させられました。
継続といえば、今回参加してくれた3年生は、1年生の時に初めての公民館実習でお世話になって以来、毎年公民館行事に自主的に参加をしています。顔なじみの方も増え、楽しそうに地域の方とお話をしている姿を見ると、頼もしく感じました。また、その姿を1年生が、「先輩たちの様に、上手に話ができるようになりたい。「3年生の様に、自分ですることが見つけられるようになりたい」と尊敬している様子で話してくれました。
今回は、地元の山本内科医院の山本 了 副委員長による「肝腎要(かんじんかなめ)のおはなし会」と題した腎臓予防講演会も開催されました。地域に馴染みのある先生から聞くお話に、地元の方は熱心に聞き入っておられました。地域の中で、連携を図って健康つくりに取り組んでおられる様子が、ここでも伝わってきました。そして、地元の方に負けないくらい、学生たちも、メモを取っていました。いいお勉強をさせていただき、ありがとうございました。
また、健康にちなんだ食事つくりも披露され、参加者のみなさまと一緒に、健康食を体験させていただきました。でき栄えがいいことはもちろんですが、地域の方とご一緒に声をかけながらいただく食事は格別でした。ありがとうございました。
▽講演会の様子
▽用意された雑穀米とサバ缶使用のハンバーグ
▽講演後に感想を語りながら食事をいただく学生たち
これからも、「まちの保健室」は成徳地区の健康つくりに負けないよう、「地域の方と継続した連携を図りたい。」と改めて思いました。成徳地区のみなさま、ありがとうございました。
引き続きのご指導をよろしくお願いいたします。
鳥取看護大学
TEL 0858-27-2800(代)
≫「まちの保健室」の詳細はこち
鳥取看護大学が育成する人材像の一つに「地域で働くことに喜びと誇りを持つ人材」を掲げています。将来、〝地元に貢献する人材であってほしい″という願いが込められています。そして本学は、「地域とともに歩む力」を中心概念に置きながら、「向き合う力」「寄り添う力」「論理的に看護実践する力」「連携協働する力」などの看護力をはぐくむ教育方針です。地域という広がりのあるキャンパスで、住民の皆様と関わりながら、地域力に出会うことを意図した取り組みを担っているのです。この度のCOC+事業の採択により、弾みをつけて多くの関係機関と協力して学生を育て、地元定着に臨みたいと思っています。何よりも学生の笑顔と前向きな姿に出会える日々を楽しみながら、「まちの保健室」を推進いたします。
地方創生は「地域とともに歩む大学」を理念とする鳥取短期大学、また新たに創設した鳥取看護大学にとって、まさにミッションです。鳥取の若者をしっかりと心を込めて育む。彼らが、この地域の産業を、地域をより一層活気付ける。そのためには、さまざまな取り組みが必要です。従前より実施していたことに加え、文部科学省のCOC+事業の採択を機に、さらなるカリキュラムの充実、社会人基礎力の向上、インターンシップの推進、地元企業との連携強化等を図りました。いま鳥取の若者たちが躍動します。